クロスバイクにディスクブレーキは必要か？
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最近ディスクブレーキを装備したクロスバイクが増えてきました。
果たしてディスクブレーキは必要なのか、その効果を検証。
ディスクブレーキのメリットは強力な制動力と雨の日の安定性、耐熱性。
制動力
ディスクブレーキは一見ブレーキ力が強いように見えますが、機械式と油圧式で大きく異なります。
６万円以下のクロスバイクはほとんどがワイヤーでブレーキを作動させる機会式で、正直言ってあまり止まりません。
機械式ディスクブレーキとVブレーキを比べても、ほとんどの場合Vブレーキがよく効きます。
相当上手に調整された機械式ディスクブレーキだけが、十分な制動力を発揮してくれます。
油圧式ディスクブレーキになると、Vブレーキよりもかなり強い制動力を得られます。
体感的には１.５倍ぐらいです。
雨の日の安定性
Vブレーキのようにホイールを挟んで止めるタイプは、雨の日は地面の砂や泥が付着しやすいです。
ブレーキとホイールの間に砂や泥が入り込むと一気にブレーキ力が落ちます。
ディスクブレーキの場合、地面から高い位置にあるので、ほとんど影響を受けません。
水分によって少し制動力が落ちますが、安定しています。
この安定性のメリットは機会式も油圧式も同様です。
耐熱性
クロスバイクではあまり想定されませんが、強いブレーキを長時間かけつづけた場合の安定性はディスクブレーキのメリットです。
ホイールを挟み込むタイプのVブレーキではホイールが熱くなり、タイヤが破裂してしまう可能性がありますが、ディスクブレーキはその心配がありません。
実際のコースでタイヤが破裂するほどの坂道はほとんど無いので、あまり心配しなくても良いでしょう。
結論
クロスバイクにディスクブレーキは不要です。
特に機会式ディスクブレーキは価格と重量がアップする割に、制動力も下がってメリットが少ないです。
雨の日も毎日自転車通勤する人は、予算をアップして制動力が安定している油圧式ディスクブレーキモデルのクロスバイクがおすすめです。