クロスバイクのホイールの外し方
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パンク修理や輪行の時に必須の車輪の正しい外し方。
ホイールを外すためには、ブレーキバナナをリリースして、ホイールのクイックリリースレバーを取ります。
以下のブレーキ分解図の12番がVブレーキバナナと呼ばれる所です。
12番を人差し指と親指でつまんで、反対の手でブレーキアームを抑えながら引っ張ると外れます。
©http://si.shimano.com/
硬くて引き抜けない場合はレバー側のアジャスターでテンションを下げます。
下図の1番がネジになっているので、時計回りにねじ込みます。
次にクイックリリースを外します。
クイックリリースはホイールを固定しているパーツです。
下図の1番にあたります。
©http://si.shimano.com/
サイクリング中のパンク修理がすぐできように、工具不要で車輪が外せるようになっています。
すぐに外せるからクイックリリースレバーという名前ですね。
レバーを緩める前に後ろのギアを一番小さい、外側のギアに移動させておきます。
レバーを90度引き上げると緩んで手で外せるようになります。
リアホイールはそのままホイールを下に叩くと車輪が取れます。
フロントホイールは脱落防止の爪がついているので、クイックリリースのレバーを抑えた状態で、反対側のナットを4回ほど回してさらに緩めます。
ホイールとブレーキを戻す
ホイールを元に戻します。
レバーが開いている状態にして、元にあるツメにシャフトを引っ掛けます。
フロントホイールはレバーを持ちながら、反対側のナットを締め込みます。
レバーを90度起こした時に締まり始めるぐらいが丁度よいです。
ナットの位置が決まったら、レバーを180度反対側に倒して固定です。
手にレバーの跡が残るぐらい結構固く締めてください。
リアホイールも同じようにシャフトをフレームに引っ掛けます。
同時にギアをチェーンの輪の中に入れます。
慣れるまではチェーンを手でつまんだ方がやりやすいので、軍手必須です。
リアはナットを緩めていなければ、そのままレバーを180度戻して固定完了です。
ブレーキバナナを元の位置に戻します。
ブレーキバナナを外すと、ケーブルがフレームから外れやすくなります。
ブレーキがユルユルになっていたり、バナナに入らない場合はアウターケーブルが全部の穴に入っているか確認しましょう。
これでクロスバイクのホイール交換作業は完了です。
最後に車輪が真っすぐに入っているか確認してから走行しましょう。
トラブルシューティング
・ホイールが上手く入らない。
→レバーが閉まった状態で入れようとしている。
→クイックリリースの中にあるタケノコスプリングが2個入っていない、片側に寄っている。
→ブレーキシューに引っかかっている。
・ブレーキバナナが取れない。
→水平に引き抜いていない。引き抜く角度を変えてやってみる。
→ブレーキケーブルがきつい状態になっている。レバー側のアジャスターを緩める。
[メンテナンス]